「ＭＩＤＯＲＩ ＣＬＵＢ」は、横浜ＹＭＣＡ主催で毎月第１月曜日に、十日市場地域ケアプラザで実施されています。ウクライナから横浜市に一時避難滞在されている方々の声に耳を傾けて、日本の生活に役立つ情報、ウクライナ語での交流ができる集いの場を工夫しながら提供しています。
みどり国際交流ラウンジでは、ウクライナの方々からリクエストがあったお住まい周辺の病院やお店の紹介を写真、絵、ウクライナ語を入れ込んだ地図を作成したり、母国語の問診票をお渡ししたりしてきました。
今回1月8日（月）は、映画『キャロル オブ・ザ・ベル』が上映されました。この映画は、領土を奪われ翻弄されるウクライナ、ポーランド、ユダヤ人の3家族が大地と子供達を守り抜こうとする運命の物語で、日本に避難されているウクライナの方々にとっては、現状に重なる部分もあり、涙なしには見られないものでした。
しかし、厳しい環境の中で力強く生き抜く人々、子どもたちの透き通る天使の様な声は、勇気を与えてくれるものでもありました。
映画終了後に、私たち（みどり国際交流ラウンジ）が準備した風呂敷の包み方のデモンストレーションを行いました。涙の後で切り替えがとても難しい雰囲気ではありましたが、日本の文化の一つでもある風呂敷の包み方を楽しんでいただきました。各自で作った風呂敷バッグに、お菓子などを入れて帰られました。
後ろ姿を見送りながら、少しでも早く母国ウクライナへ戻れますようにと祈りました。
（みどり国際交流ラウンジスタッフ 犀川 昌子）
