【開催報告】外国につながるこどもの支援について考える~実践編~

【開催報告】外国につながるこどもの支援について考える~実践編~

2023年9月1日

 

8月25日(金)、みどりーむ大会議室で「外国につながるこどもの支援について考える~実践編~」を開催しました。今年2月27日(月)に開催した「外国につながるこどもについて考える~心がまえ編~」に続く講座で、15名の皆さんにご参加いただきました。

講座の冒頭、多国籍のこどもが通う鶴見区潮田小学校の取り組みについて紹介されている動画を見ました。生徒総数およそ700名のうち、21カ国につながる児童が160名もいるこの学校では、母国を紹介する新聞、外国の文化を取り入れた遊び、運動会の応援合戦では多言語で掛け声を発生、日本語を理解しきれないクラスメートに対してはこどもたち同士が自発的に助け合う姿等、さまざまな取り組みを見ることができました。

※YouTubeでみることができます。https://www.youtube.com/watch?v=aNK13ZmNyuY

そして、講師の嶽肩先生から、受講者に対して「地域のボランティア教室が、どんな場になったらいいと思いますか?日本語習得?教科学習?居場所?勉強の場?」との問いかけで始まった講座は、こころがまえ編のおさらいを含め、こどもたちの「ことば」と「こころ」を育むための支援の具体例や成果などがたくさん紹介されました。

※長机2つ分の、絵本、多読本、教材等を講師が用意してくださいました。(※写真参照)

受講者からは

・ワクワクする仕掛け、空間づくりがこどもにもおとなにも必要と感じた。

・外国暮らしで経験した外国語習得、異文化対応の苦労を支援に活かしたいと思う。

・母語支援ボランティア活動でまさに悩んでいるテーマの話が聴けてよかった。

・今後の活動に活かしたいヒントがありがたかった。

・レベル別の本、絵本が「こころ」の成長に大きな成果があることを知ってとてもよかった。

・絵本の活用やBKD(ブック大作戦)はとても参考になった。

・日本語を通して「日本に来てよかった」と思ってもらえる支援を続けたいと思った。

・とても具体的で、先生の熱意が伝わりました。

等の声もいただき、講座終了後も熱心な質疑が続いた講座でした。