【開催報告】外国につながる子どもの学習支援ボランティア養成講座~地域に住む外国につながる子どもたちへの支援の一歩~

【開催報告】外国につながる子どもの学習支援ボランティア養成講座~地域に住む外国につながる子どもたちへの支援の一歩~

開催日時: 8月30日(土)13:30〜15:30
開催場所: みどり国際交流ラウンジ 6F会議室
参加者数: 19名

 

「横浜市日本語支援拠点施設・都筑ひまわり」の小山那実先生を講師にお迎えし、「外国につながる子どもを学校と地域がともに支える支援」をテーマに、横浜市の支援制度や子どもたちが直面する課題、そして地域だからこそできる支援のあり方についてお話しいただきました。

 

外国につながる子どもが抱える課題を考える>

見た目・文化習慣・言語・生活環境・学校文化の違い、意思疎通の難しさ、自己表現の困難、学習のつまずき、劣等感、アイデンティティの揺らぎなど、課題や困難についてグループワークで活発な意見交換が行われました。

 

子どもの立場で「わからなさ」を体験する>

算数の問題に挑戦するよう指示された受講者に対し、講師は突然スペイン語(何語がわからない受講者も多数)で話し始めました。誰も反応できず、続いて英語に切り替えられたことでようやく内容の一部が理解できたものの、答えられたのは2名のみでした。

この体験は、日本語未習の子どもや、日常会話はできても教科学習には困難を感じる子どもたちの状況を疑似体験するもので、多くの受講者が「言葉がわからない時点で考えることをあきらめてしまった」と感想を述べていました。

横浜市の支援制度の紹介>

横浜市が行っている外国につながる子どもへの支援制度について紹介がありました。

小山先生が所属する「都筑ひまわり」での授業の様子についても、先生から詳しく説明していただきました。日本語未習の子どもたちに対しては、ことばで説明するのではなく、実物・図表・写真・絵・ジェスチャーなどを活用し、先生も生徒も身体を動かしながら授業を進めることが必要だということ、体験を通じてことばの習得と定着を促すことが大事なのだということを理解しました。

 

<教科書の内容をどう伝えるか>

国語・理科・社会などの教科書の一部を抜粋し、日常会話がようやくできるようになった子どもにどう伝えるかをグループで検討しました。

ことばづかいの工夫に加え、絵・写真・インターネットなどの視覚的・体験的な要素を取り入れることで、わかりやすい授業づくりの重要性を全員が再認識しました。

 

外国につながるの子どもの疑似体験を通して、言葉が通じない状況の中で子どもが感じる不安や孤立、そして支援の必要性を深く実感することができました。
講座の最後には、先生から「支援とは学習面だけにとどまらず、子どもが安心して過ごせる環境づくりや、心の居場所をつくることも大切です。そして、子どもは、自分たちに関わってくれる大人が大好きです!」とのお話があり、参加者一人ひとりが支援のあり方を改めて考える機会となりました。