2026年2月1日(日)午後、外国人による「日本語発表会」を十日市場地域ケアプラザ多目的ホールで開催しました。
発表者は、日本語教室の学習者やOG・OB、IISJ(India International School in Japan)の児童、区内小学校に通う児童など、計16名。出身国はインド、中国を中心に、フィリピン、バングラデシュ、モロッコ、アメリカと多彩でした。
当日は、どれほどの方が来場されるか不安もありましたが、開始時刻には観覧席が満席に。収容人数に限りがあるため受付では調整に追われましたが、最終的に外国人29名(発表者含む)、日本人44名、合計73名(延べ人数)の参加となりました。
初めは、緊張で顔が強張っていた発表者の皆さんでしたが、本番は日々の練習の成果を発揮して生き生きと発表し始めました。 原稿を見ずに流暢に話す方、故郷を語るうちに、涙で言葉が詰まる方もいて、観覧者も思わず涙を浮かべていました。小学生の男子からは「ラマダン」について、苦しい体験をして、他者の気持ちを知るためのものだと紹介がありました。また、多くの発表者が、家族の絆を大切する文化や、毎年行われるお祭りや特別な食事の習慣について語りました。さらに旅で分かった四季折々の日本の美しさ、日本人には当たり前に思える街の清潔さ、電車の時間の正確さ、健康保険制度の恩恵、銃のない安全な社会など、日本で暮らす中で感じた驚きが次々と発表されました。中には、日本に来た頃は孤立していたのに、日本語を学ぶにつれて積極的に生きていけるようになり、自分が日本人のように時間の効率を優先するようになっていたことへの気づきも聞かれました。皆さん、日本語の間違いを恐れずに堂々と発表し、見学者の心に響く素晴らしい発表会となりました。
発表後は、発表者と観覧者との交流会が催されました。多くの方が感想を書いてくださり、日本語、英語、中国語、アラビア語の書かれた色画用紙の花が、発表会の最後を飾ってくれました。
今回の発表会を通して、外国人の皆さんが、自分の国の文化に誇りを持ちながら、日本に深い敬意を寄せてくださっていることを改めて感じました。多文化共生とは、まさにこのような姿勢をお互いに大切にしていくことだと実感できる、貴重な機会となりました。



