【開催報告】日本語ボランティア養成講座 ~日本語ボランティアの役割~ 2024年11月5日 イベント・こうざ 開催日時:10月29日(火)10:00~12:00 開催場所:みどり国際交流ラウンジ6階 受講者:12名 日本語教室で学ぶ2人の外国人が勉強する楽しさをスピーチ!スリランカ人のTさんは、「家族やまわりの人とは母国語で会話しているので、ここに通えば日本語を話せると考えました。この教室では辞書で調べても分からない言葉や、同じ発音で違う意味の言葉を知ることができました。日本の習慣や生活で困ったことも相談できて助かりました」とのこと。さらに、「他の国の人たちとカルタやゲームで遊びながら仲よくなれたこと、防災などの必要な情報が得られたことがよかったです」と話してくれました。ボランティアに望むことは、「友だちのようにリラックスして話ができる関係になりたいです。勉強だけではなく地域情報や日本や地域の習慣(葬式や結婚式など)も教わりたい」とのことでした。 スピーチをしたもう一人は、アメリカ人のSさん。300回を超える学習経験を通して、「日本語の勉強だけではなく、ゴミの出し方や買い物の仕方、家族関係や子育てのことなど、日本人の考え方や習慣も教わりました」と、感謝の気持ちを伝えてくれました。ボランティアに望むのは「理解の仕方は人それぞれですから、その人の個性に合わせて教えもらえたらうれしいです。そして、学習者に日本語を使う勇気を与えてください」。さらに英語教師の経験もあるSさんは「辞書や翻訳アプリは、本来の意味が伝わりにくいことがあります。できれば例文などを使って説明してください」とリクエストしてくれました。 理想の日本語教室は楽しく学べる雰囲気であること! 二人のほか、ウクライナ人のRさん、インド人のSさんが4つのグループに分かれて受講者と一緒に話し合いました。 テーマは「理想の日本語教室はどんなもの?」。実際に日本語教室に通う学習者たちの話を聞いて、「言葉の意味を伝えるには写真やイラストを使った方がいい」とか「やさしい日本語を使わないと通じない」とか、「日本語の発音が難しいので、聞き取りやすくハッキリと言うことが大事」などの意見がでました。さらに、「楽しく学べる雰囲気づくり」や、「トライ&エラーを何度でも繰り返せる明るい雰囲気を作ること」が大事という意見もありました。 さっそく日本語学習をサポートして外国人の力になりたい! 受講したみなさんが「よかった」と回答を寄せ、そのうち「実際に学習者と交流する機会が持てて良かった。とても興味深かった」という声をはじめ、「教室やボランティアの様子が具体的にイメージでき、実践的な内容だった」、「一人の人に寄り添って、話を聞き、話をして仲良くなることが大切なのだと思った」、「学習者のみなさんの熱い想いが伝わってきてよい刺激になった。ぜひ日本語学習したい方々の力になりたい」などの感想が寄せられました。新しい教室ができそうな予感を残して…今年度の日本語ボランティア養成講座は終了しました。