開催日時 9月28日(土) 10:00-12:00
開催場所 山下地域ケアプラザ
講 師 長島裕子氏(やさしい日本語ファシリテーター、日本語教師他)
やさしい日本語とは
やさしい日本語は「普段使っていることばよりも簡単で、外国人にもわかりやすい日本語」のことです。 セミナーでは、前半はやさしい日本語について、後半は地域の防災マップを見ながら災害時の対処の仕方、そして外国人やお年寄りへのやさしい日本語での声掛けについて一緒に考えました。
「やさしい日本語」ということばを今回のセミナーで初めて聞いたという方がほとんどでしたが、やさしい日本語がなぜ必要なのか、やさしい日本語を話すときのポイントや書くときのポイントを紹介していただき、言い換え練習を行いました。
防災関係のことばは、どれも外国人にはわかりにくいことばだということがわかりましたが、どのようなことを意識すればよいのか皆さんすぐに吞み込まれたようです。
防災マップをじっくり見たのは初めて
セミナーには、緑区だけでなく都筑区の方も多く参加していたため、山下地域ケアプラザさんから都筑区のマップをダウンロードしていただきました。そして、各自、防災マップで自宅付近の地域防災拠点、広域避難場所等を確認。洪水が起きた時はどこに逃げればいいのか、どのくらいの雨量になったら浸水してしまうのか等、真剣な面持ちでマップを見ていました。「防災マップをこんなにじっくり見たことは今までなかった」と、ほとんどの方がおっしゃっていました。
講師の長島先生は、防災士の資格もお持ちです。先生から災害時に必要な様々な情報をご紹介いただきました。 災害情報はテレビで得ることが多いのですが、被災地が停電になってしまうと被災地自体はテレビを見ることができません。災害時には電池式のラジオなども必要であると教えていただきました。
やさしい日本人になりたい
最後に、一般的な「避難所開設の案内」を、外国人にもわかるよう、やさしい日本語で表現する問題にチャレンジ!
少しずつ表現は違いますが、セミナーの前半で覚えていただいたポイントを忘れず、伝わりやすいことばに言い換えた文章を発表していただきました。
参加者から『外国人にわかりやすく伝えることの難しさを知りました。外国人に簡単な日本語で伝えて、安心して日本で暮らしていけるよう、やさしい日本人になりたい…』 という感想をいただき、やさしい日本語セミナーは終了しました。
9月28日やさしい日本語セミナー当日まで、山下地域ケアプラザで「外国人と作った防災かるた」を展示していました。 かるたはラウンジのHPからダウンロードして自由にお使いいただけます。