2月27日(月)、みどり国際交流ラウンジ6階会議室で「外国につながるこどもについて考える~心がまえ編~」を開催しました。
外国につながるこどもたちの日本語支援や学習支援をしているボランティアの方や活動に興味のある方々に、彼らの現状を知ってもらい何ができるのか考えてもらいます。
今回の講座では「大きないちょうの木のしたで~いちょう団地にいきる子どもたち~」と題するドキュメンタリー番組を視聴するところから始まりました。
いちょう団地は10カ国以上の外国籍の人々が暮らす神奈川県営の多国籍団地です。
この団地に暮らす、外国につながるこどもたちやその家族を取り巻くさまざまな状況を映像を通して知ることができ、そこから見えてくる課題に気づきました。
複数の言語環境の中で育つ親子にとって大事な言語は何か、多言語の環境で生活する親子にとってのことばの役割を考え、ことばと心を育む支援が必要だということを全員で共有しました。
参加者からは
「とても濃い内容。もっと多くの日本人(子どもから大人まで)が現状を知るべき」
「言語獲得の苦労を聞いていた。各家庭の考え方を優先することが大事と感じた」
「子どものことばを育てるためのサポートが必要と感じた」
「アイデンティティが揺れている子どもがいることが実感できた」
「子どもだけでなく保護者が抱えている問題点も知ることができた」
「子どもの心の発達に合せた日本語教育の必要性が興味深い」
話を聞き、資料を読み、考えや感想を聞かれてのあっという間の2時間でした。