2月24日(月)緑区市民活動支援センター(みどりーむ)において、33人の方々に参加していただき、シリアの講座を開催しました。
現在、世界では戦争や紛争がいくつもあり、その影響で難民の人数が1億2000万人に達しています。その中でもシリア難民が一番多く、ヨルダン等いくつかの国に避難しています。
講師の小松由佳さんは、山の世界に魅了され、2006年、世界第二の高峰K2(8611m / パキスタン)に日本人女性として初めて登頂し、植村直己冒険賞を受賞されています(2006年)。
その後、フォトグラファーに転向され、2012年よりシリア内戦・難民をテーマにした撮影や取材をされています。ご自身のご主人もシリアからの難民で、ご主人のご兄弟の一人もシリアで投獄されて亡くなられたそうです。
昨年12月のアサド政権崩壊後の状況も含めて、シリア国内や難民が大変困難な生活を強いられていています。それでも、シリア人はこれから国づくりから始めたいとの思いがあること等を伺いました。
参加者からは、難民の方々を知ることで理解が深まったことや、最近の外国人の増加については少し不安があるものの、「共に生きる地域づくりは時間をかけて進めることが必要」と思う方が多くいらっしゃいました。
シリアの現状を知り、私たちができることを考える機会となりました。
