【開催報告】すごろく遊びで外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」を知ろう

【開催報告】すごろく遊びで外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」を知ろう

2024年12月6日

開催日時 11月30日(土) 13:30-15:30
開催場所 緑区市民活動支援センター「みどりーむ」
講  師 長島裕子氏(やさしい日本語ファシリテーター、日本語教師他)

日本に住む外国人の多くは、簡単な日本語でコミュニケーションをとることができます。
でも普段の話し方では、言いたいことを正しく伝えられないかもしれません。
そういうときにこそ役立つのが「やさしい日本語」です!!

緑区の小学校にも外国につながる子どもたちがたくさん通っています。来日したばかりで日本語がわからない子どもたちとのコミュニケーションに役立ててもらおうと、小学生とその保護者を対象に「やさしい日本語」を紹介しました。

参加者は5組の親子。子どもたちは1年生から5年生まで6人です。まずは3つのグループに分かれて「やさしい日本語すごろく(名古屋国際センターNIC作成)」でゲームをしながら、やさしい日本語への言い換えを考えました。

すごろくには「筆記用具」「土足厳禁」「集団下校」「球技遊びは危険なのでご遠慮ください」等、私たちが普段よく目にすることばが出てきます。
このことばの言い換えがミッションです!
日本に来たばかりの子どもや小さな子どもたちに、どのように伝えたらわかってもらえるのか、保護者や子どもたちに考えてもらいました。

すごろくゲームが終わり、「やさしい日本語」のルールが、子どもたちにもなんとなくわかってきたようです。
続いて「やさ日3文クッキング (出典:やさしい日本語ツーリズム研究会)」からアイディアをいただき、3つの簡単な文章でことばを説明するゲームに挑戦しまた。
お題は「授業参観」「遠足」「運動会」。

子どもたちの発想はとても豊かです。 ナイスな説明に全員拍手喝采!!
どのお題も見事クリアし、講師から、お手製のメダルとラウンジが作成したやさしい日本語バッジを渡してこの日の講座は終了しました。

子どもたちからは「みんなにおしえてあげたり、これから外国の人と友だちになって友だちいっぱいふやしたい」「英語は習っているけど、実際に話すとなるときんちょうで、ふるえあがってしまいます。外国人のほとんどがやさしい日本語ならわかるというグラフを見て、自信がつきました」「外国人に限らず、小さい子やお年よりに話をもちかけられることがあります。言い方を変えればコミュニケーションがとれる、私はそう思いながら接していきたいです」などの感想が寄せられました。

「やさしい日本語」は、こどもたちも簡単に使う(=言い換える)ことができました…
もしかしたら、こどもたちのほうが大人より上手かもしれませんね!

“すごろく遊びで外国人にも伝わりやすい「やさしい日本語」を知ろう”
主催:緑区市民活動支援センター 生涯学級部会・緑区役所地域振興課
共催:みどり国際交流ラウンジ