【開催報告】日本語ボランティア養成講座                                      ~外国語としての日本語(日本語の特徴)~

【開催報告】日本語ボランティア養成講座 ~外国語としての日本語(日本語の特徴)~

2024年11月2日

開催日時          10月1日(火) 10:00-12:00

開催場所          みどり国際交流ラウンジ

日本語の「おと」「もじ」「かたち」

緑区の日本語教室で活動中の日本語ボランティアの講師(3名)から、日本語支援の活動をするうえで「知っておくと役立つ」こととして、日本語の特徴である「おと」「もじ」「かたち」について紹介がありました。日本語は、主語が省略されても意味が通じること、名詞と助詞をセットにしておけば語順が変わっても意味は変わらないこと等、スキットやカードを使って説明がありました。「無意識に使っていたけれど、そういえばそうかも」との感想があちこちでもれていました。

音については、たとえば「ビル」と「ビール」。 外国人にこの違いを理解してもらうにはリズムの単位となる「拍」が大切。 「拍」とは音のまとまりの最小単位のことです。
つまり1文字は1拍!! ということは…「ビル」は2拍、「ビール」は3文字で3拍となります。
全員手をたたきながら、いくつかのことばを確認しあい、外国人と発音練習するときには、手をたたいて拍を意識してもらうことも大事だと、理解していただきました。

そして、日本語には「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種類の文字があり、ひらがなとカタカナは「音」、漢字は「意味」を表すということも改めて確認しました。
最後は形容詞や動詞の活用についてです。活用とは「後に続く言葉によって語形が変化すること」。普段意識せずに使っているけれど、実は一定のルールがあることを見つけていただくために、ワークショップにチャレンジしてもらいました。
講座では、日本語支援をするときに覚えておくと役に立つことをいくつか紹介しました。日本語ボランティアの一歩を踏み出していただくための後押しになりますように…